2006.07.31 Monday

東急BEセミナーロビー展

 山内先生が取り上げてくださった千葉市美術館にて製本展示の話は、
MAKIKOオフィスで講習していただいています伊藤先生も其の話題に
触れていました。私も行ってみたいと思っていますが、記事と写真を見て
すっかり行った気分になってしまいました。

 ようやく文字と刺繍の本の原稿も書き終わり、ほっとしています。
これから校正などがありますが9月末には出版予定に何とかなりそうです。

 本日のイベントお知らせとして、渋谷東急プラザ(JR渋谷駅南口前)
7階フロアー・東急セミナーBEカルチャーのロビー壁面に
カリグラフィーの作品が展示してあります。今回は作品のアレンジが楽しく
なかなかの評判です。参加者はラボラトリークラスと創作クラスの方々です。
8月6日までの展示と聞いておりますのでお近くにお出掛けの際には
お立ち寄り下さい。私も週末には拝見したいと思っています。

 都営新宿沿線にお住まいの方々、もし「大島」駅をご存知でしたら、
其の駅の改札内に8月16日から31日まで個人のカリグラフィー作品展を見ることが
出来ます。

いつもお知らせばかりですみません!

2006.07.31 Monday

「イギリスの美しい本」展

千葉市美術館で開催されている「イギリスの美しい本」展に行ってきました。

book展1

グーテンベルグによって発明された印刷技術はウィリアム・カクストンによって
イギリスに伝えられ、その後19世紀にはウィリアム・モリス率いる
ケルムスコット・プレスやその影響を受けたプライベート・プレスによって
アーツ&クラフツ運動へ盛り上がっていきます。そして「世界3大美書」と
いわれる美しい書物が生みだされ、人の手による工芸製本という芸術は、
さらなる発展を続けながら現在へとつながっています。

この展覧会は、カクストンに始まるイギリスの書物の歴史を現代まで、
数々の美しい本によって辿るものです。
また権威あるイギリスの製本装丁家協会「デザイナー・ブックバインダーズ」の
作品も多く紹介され、現代に受け継がれてきた伝統と、時代を吸収して
創意工夫にあふれた製本工芸の世界を間近に感じることができます。

book展2

パンフレットの裏に少しだけ「デザイナー・ブックバインダーズ」の
作品が数冊載っていました(右下の暗い部分)。
そこにもありますが表紙カバーに人造毛皮を貼ったもの
(本の内容が「子犬のポンピィ」だけに!)や、
スウェード地にビーズや刺繍装飾を施したもの、
ヒキガエルの皮(!)
を使ったものなど、それはそれは楽しく、びっくりが盛り沢山。

図録も163ページに渡る立派なものでした。
写真も非常にクリアで、作品の説明とともに、イギリスの本の文化と歴史が、
分かりやすく綴られています。

book展3


同時開催されている「スターよ永遠に!追善浮世絵展」も面白かったです。
私は、初めて知ったのですが、江戸時代後期から明治時代にかけて
人気の歌舞伎役者がこの世を去ると、その姿を忍んで死去を報じる
浮世絵版画「死絵」(しにえ)が出版されたそうです。
それら普段なかなか見ることがない、林義一氏(江戸文化研究者)の
コレクションを中心に構成された展覧会です。
役者の生前の生き生きとした表情や姿はもちろん、当時の町人文化の熱さ、
スターへの熱狂が伝わり、興味深い内容でした。
またこの展覧会は写真撮影OKということで、
入り口に「お気に入りのスターと一緒に写真を撮って下さい」と
あり、ちょっと笑ってしまったりして・・。
私も写真を撮りたかったのですが、カメラをロッカーに入れて
動いていたので残念。
これから行かれる方は、是非カメラも持って行って下さいね。

book展4


私にとって、装丁は未知の世界ですが、
素晴らしい手仕事の本に、カリグラフィーの文字は、
もちろん、挿し絵や扉絵の美しいデザイン、
多種多様なレイアウトは、私の制作意欲を刺激し(!?)
上層階のレストランで食べたクリームコロッケも美味しく
帰りに画材やさんで探していた画材が見つかったこともあり、
とても満足な1日でした。

この展覧会は8月27日まで開催されています。

千葉市美術館
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